◆行先:Brasil:Foz do Iguacu市/Argentina:Puerto Iguazu市⇒Argentina:Buenos Aires市⇒Peru:Machu Picchu村⇒Cuzco市⇒Lima市⇒Ica市
◆期間:2009年6月7日〜18日(11泊12日)
◆訪問した世界遺産:
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11:39am、バスに乗り国境検問所を通過してブラジル側へ戻り、昼食レストランに向かう。12:14pm、昼食レストランに到着。昼食はブルボン・カタラタス・ホテルの近くにある「パラナ・レストラン(Parana Restaurante)」と言うレストランで、ブラジル料理の「シュラスコ(Churrasco)」を主体としたバイキング形式の昼食を食べる。シュラスコは大きな牛肉等の肉塊に大きな鉄串を通し、粗塩をふって炭火で焼いたブラジル料理で、調理人がドラム型の調理台の上で、肉を切り分けてくれる。食べてみると、結構美味しい。昼食後、ブラジル土産店へ連れて行かれる。現地ガイドのIさんが店の表に鳥小屋があると言うので見に行くと、「コンゴウインコ」等色鮮やかな南国の鳥が何種類か飼われていた。
午後は「ブラジル側のイグアス国立公園」に向かう。2:05pm、ビジターズ・センターでバスを降り、公園内専用バスに乗換えて、2姉妹の滝の対岸付近で下車。そこから遊歩道を歩きながら対岸にあるイグアスの滝を観る。イグアスの滝の大半はアルゼンチン側にあるので、ブラジル側からは対岸の滝を眺める事になる。暫く歩くと、2段になっている滝の1段目上に造られた川の中央部まで延びる遊歩道橋が見えて来る。その先端部まで歩いて行くと、500m程先に悪魔の喉笛が見えるはずだが、水煙ではっきりとは見えない。川の中には草が生えた大きな石がゴロゴロしており、その上に黒い鳥が何羽も留まっているのが不気味だ。エレベーターに乗り、展望台に上がる。足元の床面は金網になっている為、床面の下に川の水面が見える。高所 恐怖症の人にとっては長居したくない場所の様だ。
現地ガイドのIさんが密林走行とラフティング(Rafting)のオプションがあると言うので申込む。参加者は8名。まず四輪駆動車で密林の中を走行し、ラフティングの船着場まで下りる。持参したビニール合羽を着て、その上から救命胴衣を着け、船外機2基を供えた大きなゴムボートに乗込む。ゴムボートは上流にある悪魔の喉笛に向かって水飛沫を揚げながら高速前進し、「サン・マルチン島(San Martin Island)」手前で一旦停止。カメラ類の収納庫が用意され、その中にカメラ類を収納するように指示されたので、カメラをその中に収納。ゴムボートは再び高速前進し、悪魔の喉笛の手前にある細い滝の下で一旦停止後、いきなり滝に突入。ビニール合羽を着ていたものの、いきなり滝水を浴びせられ、びしょ濡れになる。
ホテルの部屋へ戻ると、ズボンやポケット内の財布までびしょ濡れだ。びしょ濡れになった衣服を着替え、財布に入っていた濡れた紙幣を乾かす。当初、ラフティングは遊覧のみと思って参加したので大変驚いたが、世界遺産である世界最大の滝に打たれた経験は良い記念になった。夕食はホテル内の昨夜とは別のレストランにて、バイキング形式のブラジル料理。ラフティングへ参加した仲間といっしょに食べる。ツアー仲間のNさん母娘の話が、まるで親子漫才の様で大変面白い。
★4日目(6月10日)
朝食レストランへ行くと、皿の上に30cm×20cm位の大きさの蜂の巣がそのまま置いてある。その蜂の巣は高さ4段で、蜂蜜が溢れる程詰まっている。今まで蜂蜜を蜂の巣ごと食べた事はないので少しスプーンで切って食べてみたが、大変コクのある甘さで美味しい。ホテルをチェック・アウトし、バスは7:30amにホテルを出発。国境検問所を通過してアルゼンチンに入り、プエルト・イグアス(Puerto Iguazu)市街を抜けて、アルゼンチン側の3国国境地点へ到着。3国国境地点とはイグアス川とパラナ(Parana)川の合流点にあるアルゼンチンとブラジルとパラグアイ(Paraguay)の国境地点で、3国それぞれに存在し、いずれも国境モニュメントが立っている。我々が訪れたのはアルゼンチン側なので、白と青の国旗色に塗られた高さ5m位の三角錐型のモニュメントが立っている。イグアス川対岸にはブラジル側の緑と黄の国旗色に塗られた三角錐型のモニュメントが見える。
9:03am、プエルト・イグアス空港に到着。ブエノス・アイレスまで搭乗予定の10:55am発LA4023便が何故か1時間遅れとなり、待ち時間が出来る。マテ(Mate)茶の無料サービスがあったので飲んでみたが、あまり美味しいお茶ではない。空港前道路をウオーキングしていたら、20cm位の長さの巨大な松ぼっくりを拾う。南国では植物も巨大化する様だ。11:58am、ラン航空LA4023便は定刻10:55amより約1時間遅でプエルト・イグアス空港を離陸。1:30pm、定刻12:50pmより40分遅れでホルヘ・ニューベリー空港に着陸。バスに乗込み、ブエノス・アイレス市内観光に出発。発車直後、車内で和食弁当が配られたので、遅目の昼食を食べる。
最初に「コロン劇場(Teatro Colon)」を訪問。コロン劇場は世界三大劇場の一つと言われ、3500人を収容出来る大劇場で、現在の劇場は1908年に完成したとの事。バスに乗ったまま劇場の外周を一周する車窓観光だったが、丁度100周年記念の改修工事中で、建物全体に足場が組まれている為、壁面の彫像の細部まで見る事が出来なかった。コロン劇場は「7月9日通り」に面しているが、道路幅が物凄く広く、130m位ある。この通りは世界一道幅が広い道路だそうだ。片側の道路区分は歩道、3車線、分離帯、10車線、中央分離帯となっている。又、道路の名前はアルゼンチンの独立記念日である1816年7月9日に由来するとの事である。コリエンテス(Corrientes)通りとの交差点は公園になっており、中央部にエジプトの様なオベリスクが建っている。高さは68mあり、ブエノス・ア� �レス創設400周年記念として建てられたそうだ。
バスの車窓から街路樹を見ていると、所々に紫色の花が咲いているが、「ジャカランダ(Jacaranda)」の花だそうだ。未だ咲き始めの様だ。「サン・マルティン(Jose de San Martin)記念公園」の南側でバスを下車し、歩行者天国で商店街が建ち並ぶ「フロリダ(Florida)通り」周辺を30分程街歩きをする。インカ石の店へ入ったが、小さな石でも大変高価なのでびっくりした。バスに乗り、「五月広場(Plaza De Mayo)」で下車し、北側にある「メトロポリタン大聖堂(Catedral Metropolitana)」を訪問。中へ入るとアルゼンチン独立の父「ホセ・デ・サンマルティン(Jose de San Martin)将軍」の遺体が安置された部屋があり、部屋の入口に護衛兵が2人向き合って立ち、遺体を守っている。ホセ・デ・サンマルティン将軍はアルゼンチン生まれの軍人で、アルゼンチンだけでなく、チリ(Chile)やペルー(Pelu)等の南米各国を独立させた指導者だそうである。
最後に訪れたのはアルゼンチン・タンゴ(Argentina Tango)発祥の地「ボカ地区(Boca's Area)」。石畳の小道(Caminito)を歩いて行くと、両側に色とりどりの建物が建並び、その前で衝立に絵画を並べて売っている店が沢山ある。少し歩くと小さな広場があり、写真でよく見る直角三角形の2階建の建物がある。1階は「ハバナ(Havanna)」と言うチョコレート菓子を売る店で、鋭角端にある入口から店内に入り、階段を上がって2階の窓から外を眺めると、広場の向こうに岸壁と運搬橋が見える。店を出て岸壁まで行ってみると、2つの運搬橋が並んでいる。2つの橋は同じ名前で「ニコラス・アベジャネーダ橋(Nicolas Avellaneda)」と言い、手前側の黒色の橋は古い運搬橋で、現在は使用されていないとの事である。又、奥側の朱色の橋は見た目は運搬橋の形をしているが、自動車専用道路に架かる新しい普通の橋だそうだ。
ブエノス・アイレス市内観光を終え、バスでブエノス・アイレス・エセイサ国際空港に向かう。エセイサ国際空港で2時間47分の乗継待ち時間を過ごす。8:21pm、ラン航空LA2428便は定刻8:10pmより11分遅れでエセイサ国際空港を離陸し、ペルーのリマへ向かう。機内食の夕食が出て来たが、やはりサンドイッチだった。10:27pm、LA2428便は定刻10:55pmより28分早くリマ・ホルヘ・チャベス国際空港へ着陸。飛行時間は4時間6分だった。リマ国際空港でペルーへの入国手続を済ませ、スーツケースを受取る。徒歩でスーツケースを引いて空港ビルの向かい側にある宿泊ホテルまで行く。11:10pm、宿泊ホテルである「ラマダ・コスタ・デル・ソル・リマ空港ホテル(Ramada Costa Del Sol Lima Airport Hotel)」に到着。今夜のリマでの宿泊は、クスコへの乗継の為だけなのでリマ市内では宿泊せず、空港ビルの向かい側にあるこのホテルに宿泊する。
★5日目(6月11日)
朝食はバイキング形式だが、パンや料理の種類も少なく、大した物は無い。8:29am、ホテルを出発し空港ビルへ徒歩で移動。ペルー国内便であるラン航空LP071便は定刻9:40amより20分遅れの10:00amにリマ国際空港を離陸し、定刻10:55amより1分遅れの10:56amにクスコ空港へ着陸。飛行時間は僅か56分だった。バゲージ・クレームへ行くと、色とりどりの民族衣装を着た楽団がフォルクローレを演奏し、チップを貰ったり自分達の演奏のCDを販売している。こんな場所でお金を稼ぐとは良い所に目を付けたものだ。クスコ空港は標高3300mもある筈だが、体調に異変は特に感じない。
11:38am、クスコ国際空港からバスに乗り、クスコ市の北西約48kmにあるオリャンタイタンボ(Ollantaytambo)に向かう。曲がりくねった坂道を登っていくとクスコ市内の街並みが展望出来る。殆どの家の屋根の色が赤褐色で高層ビルは見当たらないので、街全体が赤褐色に見える。クスコ市は盆地に有り山に囲まれているが、山の上まで家が建ち並び、樹木の緑は大変少ない。ポロイ(Poroy)と言う街を通過して暫く走ると、高原大地の大草原に出るが、この付近の標高は3700m位ある。右手にピウライ湖(Laguna Piuray)が、その向こうに雪を頂くアンデスの山々が見える。
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